とよみ大橋南側、那覇市から豊見城市に入ってすぐのところに『漫湖水鳥・湿地センター』があります。漫湖公園やとよみ大橋は知っていても、漫湖水鳥・湿地センターの存在を知らない方もいるかもしれません。今回はその魅力を少しだけ紹介いたします。
大人も子ども楽しめる漫湖水鳥・湿地センター
施設の名称を聞くとお堅い感じがして、インテリメガネな男子しか行かない場所なんだろうなって、勝手に想像してしまいますが、実は子ども楽しめるアドベンチャーワールドなんです。那覇市からすぐの好立地に自然に触れ合いながら散歩もできるって、魅力的ですよね。
漫湖水鳥・湿地センター概要
- 住所:沖縄県豊見城市字豊見城982
- 公式:http://www.manko-mizudori.net/
- 料金:無料
- 開館時間:9:00~17:00(月曜日は休み)
- 所要時間:15分~1時間
漫湖水鳥・湿地センターは、「水鳥と湿地と人とをつなぐ場所」として2003(平成15)年5月に開館し、展示や自然観察会等を通して、センターを訪れる方々に漫湖の自然について紹介しています。
出典:豊見城市公式サイト
施設の様子
早速施設に入ってみましょう。
建物に入ってすぐ目につくのは水槽。20cmくらいの大きなカニがいました。入口入って右手側に受付があります。受付と言っても訪問人数と年齢層、出身地を書くだけ。建物内には資料室や展望室、子どものおもちゃがあります。資料室には漫湖の生態系の資料や漫湖の歴史が展示されています。2階の展望室にはフィールドスコープが4つ置いてあり、無料で野鳥の観察を楽しむことができます。
漫湖。読み方は『まんこ』。沖縄の人にとってはなじみ深いので違和感はないのですが、本土出身の方々には何とも読みづらいでしょうね。野鳥の鳴き声の出るスピーカーもあります。
階段を上って2階に上がると野鳥の絵のパズルや展望室があります。野鳥の絵のパズルは手作り感満載で味があって、大人でも楽しめます。
さて、ここからは木道探検。実際にマングローブの中を歩くことができます。左右にマングローブを見ながら湿地帯を散策できます。展望台のようなものもあり、観察窓から野鳥を眺めることができます。
野鳥好きにはたまりません。訪問時はコサギが飛来していました(ガイドさん談)。
木道にはところどころ解説のプレートが設置されています。子どもの学習にはもってこいですね。湿地をじ~っと見ているとカニやハゼが見えてきます。小川にはテラピヤが泳いでいました。
木道の端からは湿地に降りることができます。降りるときは施設のガイドさんと一緒にお願いします。
生き物観察のおすすめ時期
漫湖水鳥・湿地センターの公式サイトによれば、
- 野鳥・・・11~2月がピークでおすすめ
- カニ・・・6~9月の干潮(冬場は数が減る)
- マングローブは一年中
とのこと。
まとめ
生き物のたくさんいるマングローブが那覇の隣で楽しめます。お仕事で疲れた体を癒すもよし、週末にお子さんとのお出かけもよし、夏休みの自由研究もよし、身近な自然を堪能してみてはいかがでしょうか。
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