『辺野古米軍基地移設のための埋立ての賛否を問う県民投票』の期日前投票が始まりました。
選択肢は「賛成」「反対」「どちらでもない」の3つ。
やはり気になるのは賛成もしくは反対したときのメリットとデメリットですよね。
5億5千万円ものお金をおかけて実施する県民投票ですからしっかり見定めて投票しましょう。
ということでまとめてみました。
抜けがあれば追加しますのでご指摘・ご意見お待ちしております。
埋立てに賛成した場合
メリット
- 普天間基地の移設がスムーズに進み、宜野湾市をはじめ、周辺市町村の負担軽減となる
- 米軍機の市街地への墜落のリスクが軽減される
- 米兵や軍属人口増加により辺野古や名護市が活性化する
- 普天間基地の跡地利用で宜野湾市が活性化する
デメリット
- 辺野古周辺の海の環境や生態系が破壊される(サンゴの希少種やジュゴンに影響を与える可能性が高い)
- 辺野古、名護市の負担が増加する
- 辺野古周辺の米兵や軍属人口が増加し、住民とのトラブル発生のリスクが高まる
埋立てに反対した場合
メリット
- 辺野古のきれいな海が守られる
- 2.5兆円かかると言われる基地建設費がセーブされる(出典:琉球新報2018 11/29)
デメリット
- いつまでも普天間基地移設問題が解決しない
- 移設が延期されている間に市街地に米軍機が墜落、もしくは部品が落下するかもしれない
- 反対しても、結局政府サイドに工事を強行される可能性が高い(出典:琉球新報2019 2/14)
ひとりの沖縄県民としての意見
ひとりの沖縄県民としては普天間基地の早期移設を切に願っています。辺野古埋立て云々以前に、普天間基地移設の議論が先。移設先についてはあれこれ議論はありますが、早々に移設を希望します。
なので普天間基地移設が遅れるくらいなら『賛成』したい。
ただし勘違いしてほしくないのは積極的な賛成ではないこと。私自身、沖縄の海は大好きです。趣味は魚釣り。沖縄の青い海を眺めながら釣りをするのは至福のひと時。辺野古で釣りをしたこともあります。また、幼いころから辺野古に縁があり、何度も遊びに行っています。辺野古が舞台となった映画『ホテルハイビスカス』を学生時代に単身渋谷の映画館に見に行ったこともあります。サウンドトラックCDも買いました。
ですが、そうは言っても毎日のように頭上で米軍機が低空飛行されてば普天間基地移設を願わずにいられません。頭の上に鉄の塊が落ちてくる恐怖と沖縄の海を天秤にかけるわけです。
辺野古以外の適切な代替案があれば積極的に『反対』したいと思いますが、代替案がない以上、辺野古移設はしょうがないかな、と思います。
余談
余談ですが、普天間基地移設先を海上に建設しようとすれば結局海を破壊します。普天間基地の移設先が辺野古ではなくても、その場所の生態系やサンゴ希少種は影響を受けるわけです。なので海上建設は反対ではあります。
辺野古の海を守りましょう、とよく言われますが、実際に辺野古の海を知ってる人はどれくらいいるのか気になります。『沖縄の海が破壊される=反対しなきゃ』のような半ば感情論的なイメージでしょうか。同様な滑走路建設である那覇空港新滑走路建設でも海が破壊されたと思いますが、大きな反対はなかったはず。不思議です。
あと、メリット・デメリットから交付金が増加されるかもしれない件は除いています。確実な情報ではありませんからね。
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