【沖縄移住】初めて沖縄で子育てする前に知っておきたいこと!沖縄ビックリ子育て事情

これから沖縄に移住したい、または転勤でこれから沖縄に引っ越し予定の子育て家庭に是非知っていただきたいこと。

そんな沖縄事情をまとめてみました。沖縄県民には当たり前でも、驚くことが多くあるんです。

沖縄ならではの「お?」や「え?!」と驚く子育て事情を実体験を交えて紹介します。

 

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沖縄には子供が多い

沖縄はとにかく子供が多い。

スーパーやコンビニ、レストランはもちろんのこと、道を歩いていても子どもをたくさん見かけます。しかも兄弟が多い。

お母さんが子供を3~4人、多いと5人引き連れて歩いていることがあります。

実際に、子どもが幼稚園や小学校に入ると、子どもの同級生は4人兄弟、5人兄弟、そして6人兄弟だったりします。

もちろん、一人っ子や二人兄弟のお友達もいますが、4人から6人兄弟は決して稀にあることではありません!本当にあっちも、こっちも沢山います。

国勢調査をもとに都道府県別の兄弟姉妹数ランキングという記事を見つけました。この結果でも沖縄県が一位でした。

(出典 都道府県別統計とランキングで見る県民性)

都道府県別兄弟姉妹数 - とどラン
兄弟姉妹数 全国平均1.712人 1位沖縄1.903人 2位佐賀1.852人 3位島根1.826人 4位鹿児島1.823人 5位宮崎1.810人 6位熊本1.808人 7位長崎1.807人…44位千葉1.664人 46位神奈川1.643人 47位東京1.611人

兄弟が多いと必然的に小さい子と触れ合う機会が多いのか、とても親切で面倒見の良い中学生と会ったことがあります。子供達を公園に連れて行ったときのこと、たまたま居合わせた5、6人の中学生達が遊具に苦戦している3歳、5歳の我が子達を見かねて自然とサポートしてくれました。そして、いつの間にか一緒になって遊んでくれました♪

あの時の中学生のお兄ちゃん&お姉ちゃん達、どうもありがとう!

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保育園と待機児童の関係

なんと沖縄県は東京都の次に待機児童が多い県なんです。

沖縄では働くお母さんがとても多いので、必然的に子供を保育園に預ける人が多く、子どもは保育園に入っているのが当たり前という雰囲気があります。

実際、子供を連れて歩いていると「今から保育園かい?」と道行く人に聞かれたことがあります。

それも、一人や二人ではありません。なお、保育園に入るのは生後6カ月の乳児や1歳といった低年齢であるほど入りやすいようですが、4歳5歳ではすでに入っている子供達が多いので、途中から入るのはとても厳しいようですよ。

(報道発表資料(PDF:238KB) – 厚生労働省 )

クリックして0000203119.pdfにアクセス

もちろん、待機児童の緩和に向けて、沖縄ででも小規模保育園や認定こども園を増やしているようです。

余談ですが、我が家の子ども達は市が運営している近所の幼稚園に入園しました(世の中の流れを受けて、途中から認定こども園に移行しています)。

数少ない私立の幼稚園に入園させようとした友人は、申し込みをするために前日から並んだ(!)と言っていました。徹夜で並ぶって。。。人気のある幼稚園も大変です。

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シラミがいる?!

“シラミ”って知っていますか?『人の血を吸って生きている虫で、吸血されたあとは激しいかゆみに悩まされる』いわゆる害虫です。

そして、衛生状態には関係なく、集団生活をしている保育園、幼稚園、低学年児童に、今現在でも季節を問わず、日本全国どこにでも発生します。

沖縄では、水遊び、プール学習の前に学校から「アタマジラミ検査」のお便りが来ます。

そして、シラミの有無の確認、いた場合のシラミ駆除の確認、水遊びの参加・不参加の承諾書(?!)を提出します。

あまり馴染みがない“アタマジラミ”ですが、日本のみならず、世界中の先進国でも発生します。

感染原因は毛と毛が接触する場面でうつりやすく、清潔にしていても頭や体をくっつけて遊んだり集団で昼寝をすると簡単に感染してしまうことがあるんだそうです。

実際、3人の方から「子供が保育園に通っているときシラミに感染したことがあって、駆除が大変だった…」、「児童センターで感染してしまった」という話を聞いたことがあります。

①アタマジラミはどんな虫?

成虫の体長はオスが約2mm、メスが約3mmと非常に小さく、卵の大きさは約0.5mm。卵は髪の毛に産みつけられ、約10日で幼虫、それから8~10日で成虫になり、頭皮を吸血します。卵の色は灰白色。

成虫は灰褐色。寿命は1ケ月位ですが、その間にメスは髪の毛に200~300個と大量の卵を産みます。

②アタマジラミの確認方法は?

成虫は動きが早いので見つけることば困難ですが、卵は注意深く観察すれば見つけることができます。

首筋や髪の根本、耳の後ろの生え際に卵がいなかをよく見ます。

③駆除方法

シラミ駆除用のシャンプーや駆除剤を購入し使用します。

毎日、丁寧に大人がシャンプーをしてあげて、洗髪後は目の細かいシラミ駆除用のすきぐしで髪の毛を丁寧に梳かします。

アタマジラミの卵を見つけたら、卵のついた髪の毛を切り取ります。

学校からのお便りには「爪で卵をつまんでとるように」とありました。10日間これを続けます。

④洗濯ものなどの処理方法

アタマジラミは、60度の水で5分間漬けると100%死滅するとされています。

そこで、タオル、シーツ、枕カバー、下着などは共用をさけ、毎日こまめに取り替え、乾燥機や熱湯などで熱処理をした後で洗濯し、更にアイロンをあてると効果的。

布団は天日干しをします。部屋は掃除機をかけ、髪の毛は吸い取ります。

(国立感染症研究所: アタマジラミ駆除剤抵抗性の全国調査結果)

アタマジラミ駆除剤抵抗性の全国調査結果

日本全国で発生していることが見てわかります

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ぎょう虫検査

沖縄県では、蟯虫卵の保有者数が3%あるため、ぎょう虫検査が継続して実施されています。

平成30年度学校保健統計調査報告書(表1 年齢別疾病・異常の被患率(PDF:157KB))

平成30年度 学校保健統計調査報告書|沖縄県公式ホームページ
沖縄県公式ホームページ

“ぎょう虫検査”と言えば、おしりにテープをペタっと貼るあれですね。この“ぎょう虫検査”、ぎょう虫の卵を保有している小学生が1%を下回ったことから平成27年度(2015年度)限りで廃止されました。

文部科学省HPより

『学校保健安全法施行規則の一部改正等について(通知) 寄生虫卵の有無の検査について,必須項目から削除すること』

ただし、これには留意事項があり、

『寄生虫卵の有無の検査の必須項目からの削除に伴う留意事項について寄生虫卵検査の検出率には地域性があり,一定数の陽性者が存在する地域もあるため,それらの地域においては,今後も検査の実施や衛生教育の徹底などを通して,引き続き寄生虫への対応に取り組む必要があること。』

とあり、蟯虫卵の保有者数が3%ある沖縄県では継続して検査されています。

①ぎょう虫とは?

ぎょう虫は非常に小さな白いヒモのような寄生虫で、オスは2~5mm、メスは8~13mmの大きさで、人の大腸・直腸で生活しています。

メスは、夜中にお尻から出てきて、肛門周囲に卵を産みます。その時に産む卵の数は1日に1万個ともいわれ、卵とメスが動き回ることで肛門部には強いかゆみがでます。

この卵は、乾燥した環境下でも数週間の感染力があり、人の手を介して、また口に入り、成長した約2か月後にはまた卵を産みます。

②駆除方法

内服薬で駆除します。その際、卵には効かないので、成虫になる期間を考慮して内服薬を服用することで完全に駆除されます。

③予防方法

爪をかんだりせず、こまめに切る。トイレの後、食事や調理の前などにはよく手を洗う。

シラミにしても、ぎょう虫にしてもかゆいのは我慢するのが大変です。子ども達の生活に支障をきたすので、特別意識することは無いにしても気を付けたいところです。

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年中インフルエンザ

インフルエンザというと、冬に流行するというイメージがあるのではないでしょうか?

ここ沖縄では冬場に限らず一年中インフルエンザの患者さんがいます。

あるクラスで数人インフルエンザの感染者が出ると、他の学年に飛び火して、連鎖的に患者さんが増えることがあります。

兄弟が多い分、兄弟間で感染して知らず知らずのうちに感染拡大するのでしょうか?

いずれにしても、毎月「○○の学年でインフルエンザが出たよ」と聞きます。予防接種を受けていても、感染する人は感染してしまうようです。

我が家は、免疫力を上げるには、規則正しい生活をしていればいいかなぁ?という考えなので「早寝早起きご飯を食べる」とインフルエンザ予防は非常に緩いです(笑)。

そもそも一般的に日本では例年12月から3月が流行シーズンですよね(厚生労働省HP)

平成30年度 学校保健統計調査報告書|沖縄県公式ホームページ
沖縄県公式ホームページ

沖縄でも当然寒くなってくるとインフルエンザの患者数は増加します。

(沖縄県 インフルエンザ関連情報)

インフルエンザ関連の情報|沖縄県公式ホームページ
沖縄県公式ホームページ

(平成31年 4月~6月の沖縄県内のインフルエンザの患者数が確認できます。一部地域で注意報がでています)

クリックして2018-19influ.pdfにアクセス

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≪番外編≫近くでも車

沖縄県民は近くでもよく車を利用します。暑いからでしょうか?あまり「歩く」という習慣がないような気がします。

確かに、日差しがとても強く、数メートル歩いただけで汗だくになります。歩きたくない気持ちは良く分かります。誰でも、汗でべとべとするのは嫌ですよね。。。

沖縄ではまだまだビックリすることがあります。次回以降書いていきたいと思いますのでお楽しみに。

 

子育て
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